2009年12月24日木曜日

ジャルスキー&ラルペッジャータ

昨晩コンサートに行ってまいりました。場所は梅田のサンケイホールブリーゼ初めてのホール、久々の梅田で、ホールにたどり着くのにえらく苦労してしまった。しかし、コンサートは盛り上がりました。歌ってくれるかどうか心配だったアルナルタの子守唄も歌ってくれましたし。本来プログラムには載っていなかったのですが、東京公演で歌ったという話があったので、熱く期待してました。これはジャルスキー君ではありませんが・・youtube_write('');この曲はモンテヴェルディのオペラ「ポッペアの戴冠」のなかで、眠るポッペアに乳母のアルナルタがやさしく歌ってあげるものです。カウンターテナーの役どころではありますが、ジャルスキーの年齢とキャラクターからしてたぶん演じることはなさそうな役柄です。アルバム「Teatoro d’Amore」(愛の劇場)の中でも気に入ってました。高すぎない音域で、まっすぐに続く弱音がしみじみとした情感を感じさせてくれます。彼の歌は華やかな装飾アリアもいいですが、どちらかというとこういった静かなゆったりした曲が私は好きかな。本当は「愛の二重唱」も聞きたかったのですが、ソプラノがいないのでこれは無理。「苦しみが甘美なものならば」youtube_write('');こんな感じでした。ん?服まで一緒だわ。(笑)これも好きな曲。個人的にはラルペッジャータの古楽器も珍しくて面白かったです。テオルボとか、コルネット(木の幹で出来てる?)プルサルタリーというのかな、鉄琴みたいな打楽器は初めて見ました。パーカッションの方の太鼓やカスタネットを扱う手さばきにもうっとり。どれもモンテヴェルディのオペラにはよく出てくる耳なじんだ音だったので、あ、この楽器が・・と嬉しかったです。会場(サンケイホールブリーゼ)はそこそこの広さですが、当日券があったくらいで後ろのほうはけっこう席が空いてました。もったいない。前から中央に観客がぎゅっとつまって盛り上がっていたのが救いでした。帰りは人々の流れに乗って、行きの半分くらいの時間で梅田まで出られました。(笑)*コルネットを調べてみました。指が長くないと演奏が難しいそうですが、演奏されてた方は確かに背の高い、指の長そうな方でしたね。